TOKYU RAILWAYS

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ABOUT

東急電鉄について

私たちは 「日本一の街の日本一の鉄道」 を目指しています。

トップメッセージ

取締役社長 福田 誠一

BUSINESS

事業について

Q1

首都圏の鉄道業界の現状と、東急電鉄の特長、強みについて教えてください。

進取気鋭の精神で走る
鉄道業界のトップランナー

東急グループは2022年9月に創立100周年を迎えました。これまで幾度もの景気の波がありましたが、鉄軌道事業は順調に成長を遂げてきました。近年、日本全体では急激な人口減少が懸念されていますが、当社沿線における人口変動は、今後しばらく微増を続け、2040年頃を境に緩やかな減少に転じると予測されております。当社は、大都市圏における鉄道と街づくりを事業の両輪としてきました。時代は変わっても、郊外と都心を結ぶ重要な交通インフラという東急電鉄の役割は変わらず、人々の生活を支え続けていきます。
東急電鉄の事業の特長のひとつは、その地域性にあります。当社が鉄軌道路線を展開する東京都西南部から神奈川県東部の地域にかけては、日本でも有数の恵まれたマーケットです。沿線には17市区550万人の方がお住まいになり、東急線は民鉄でトップクラスの輸送人員を誇る都市鉄道となっています。
東急電鉄の成長の礎となっているのは、前例のないことに積極的に取り組む進取気鋭の精神です。1962年には日本初のオールステンレスカーを導入、1964年には地下鉄日比谷線との相互直通運転をスタートしました。常に業界のトップランナーとして様々な取り組みを実践し、お客さまの利便性の向上と沿線地域の振興に貢献してきました。その結果、東急沿線は「住みたい沿線」との声をいただいており、顧客満足度調査でも関東大手民鉄1位を維持するなど、社会的にも高い評価を得られております。

Q2

現在、注力していることを教えてください。

安全で安心、利便性を高め、
環境にやさしい鉄道へ

現在注力していることは3つあります。まず、安全・安心への取り組みです。安全の確保は鉄軌道事業の最重要責務です。当社は、安全・安心への取り組みでは業界トップレベルで、全駅ホームドア・センサー付固定式ホーム柵設置100%(※1)、車内防犯カメラ設置100%、踏切の障害物検知装置設置100%と、3つの100%を達成しておりますが、さらに、防犯カメラ・踏切カメラは、最新のテクノロジーを取り入れて進化を目指しています。また、激甚化する地震や豪雨など自然災害への備えも強化していきます。
2つ目は、さらなる鉄道ネットワークの拡充です。2023年3月に開通した東急新横浜線によって、東急線沿線から新横浜への新幹線アクセスなどが強化されました。そしてこれにより、東急線との相互直通先を含めた鉄道網の総営業距離は約400kmになりました。今後はさらに、蒲田と羽田空港を結ぶ新空港線構想により、羽田空港へのアクセス強化に向けた検討、調整を進めています。
3つ目は、脱炭素・循環型社会への貢献です。そもそも鉄道は環境にやさしい乗り物ですが、再生エネルギーの活用や鉄道の利用促進など、持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいます。2022年4月に都市型鉄軌道線における再生可能エネルギー100%による通年・全列車運行を日本で初めて実現し、最近では16年ぶりの制服リニューアルを通じたアップサイクルを推進した他、田園都市線リニューアル「Green UNDER GROUND」や大規模蓄電池の設置を進めています。

※1世田谷線、こどもの国線を除く

インタビューイメージ
Q3

創業100周年を迎えましたが、
次なる100年に向けてどのようなビジョンを描いていますか?

時代の変化に即した
取り組みで、

新たな価値を提供

今、少子高齢化による人口減少や地球環境の変化、価値観やライフスタイルの変化など、鉄軌道事業を取り巻く環境も大きく変化しています。これらの変化に対応すべく、様々な改革を進めています。将来予測される人手不足や熟練技術者の減少に向けて、テクノロジーを活用した業務の効率化を推進しています。CBM(※2)を活用した保守業務の最適化など、デジタル技術の活用により、高水準の安全性・サービスと業務効率化を高度に両立させていきます。
また、新しいライフスタイルや社会の価値観の多様化に対応する施策も進めています。安全・安心・環境の追求、バリアフリーの一層の拡充など、あらゆるお客さまが利用しやすい環境の整備、有料着席列車の拡充など利便性・快適性向上、街と一体となった駅づくりなど、常に進化していくことで新しい価値を提供し、さらなる成長を目指していきたいと考えています。
当社は、郊外と都心を鉄道で結び、その郊外に供給する住宅や商業施設をはじめとする東急グループの様々なサービスの提供を通じて、多摩田園都市などの各地域の皆さまの生活をお支えしながら発展してきました。
私たちは、東急グループの存在理念である「美しい生活環境を創造し、調和ある社会と、一人ひとりの幸せを追求する。」を常に念頭に置きながら、我々を取り巻く世の中の社会環境の変化を敏感に捉え、鉄軌道事業を通じて、それぞれの時代における様々な社会課題を解決することを以て、沿線のみなさまにとっての快適な生活環境創造に貢献すべく取り組んでまいりました。
これからの100年も東急電鉄の基本理念と社会的使命を忘れずに、お客さまの幸せを第一に考え、「日本一の街の日本一の鉄道」を目指していきます。

※2CBM(Condition Based Maintenance): 設備を常時監視し、故障の兆候が見られた時点で修理・更新する仕組み

PERSONNEL

人財論

Q4

ご自身の入社後の体験も踏まえて、
仕事にはどのように向き合ってきたのでしょうか?

常に学び、困難に挑戦を

私は大学で土木工学を専攻し、道路や鉄道などの社会インフラが人々の生活や社会・経済を支えるかけがえのないものであることを学びました。そして人の移動を支える鉄軌道事業に関心を持ちました。当時、東急電鉄では東横線の複々線化事業計画など様々な取り組みを行っており、大きな可能性を感じて入社を決めました。
入社後はとにかく何にでも興味を持ち、任された一つひとつの仕事に真剣に取り組むうちに、仕事のやり方を覚えていきました。入社3年目で田園都市線、市が尾駅前広場の人工地盤化というプロジェクトを任されました。先輩の指導の下、一人で設計から工事管理をこなし、自分の裁量の範囲が一気に広がりました。初めてのことやわからないことだらけで、毎日が新しいことを勉強し、実践する場です。きつい仕事の中でも、モチベーションがすごく高かったのを覚えています。
その後、東横線、大倉山~菊名間の立体交差工事に関わりました。この工事には東急電鉄が開発した画期的な工法、「STRUM工法」(※3)が採用されました。施工前は何度実験してもうまくいかず、多くの関係者と協議を重ねて、試行錯誤を繰り返しました。次第に切替工事の日が近づき、胃が痛くなる思いもしました。それでも考えられる万全の準備をして、工事は大成功を納め、至極の達成感を味わうことができました。この仕事では、一致団結してワンチームでやりきることの大切さを学びました。これまでに例のない工法で、仕事に自信をつけました。

※3 STRUM(Shifting Track Right Under/Upper Method)工法:鉄道の地下化・高架化工事の線路切替において、仮線を設けずに営業線の直下または直上に短時間(終電から初電)で切り替える工法。

Q5

入社後、成長する人財とは?

やり切ること、成長を目指すこと、
そして、しなやかに対応する柔軟性

やり切ること、
成長を目指すこと、そして、
しなやかに対応する柔軟性

人は、任された仕事をやり切ることで成長します。これは、私のこれまでの経験からも自信を持って言うことができます。そして、その結果に満足することなく、常に学び続けること、仲間と切磋琢磨して自分を高めることが大切です。これから入社される皆さんも、常に今の自分に満足することなく、意欲的に成長を目指してほしいと思います。また、困難にぶつかったときには、少し見方を変えたり、人の意見に耳を傾けてみるなど、しなやかに対応することも必要です。柔軟性を持って、想像力を豊かに仕事に臨んでください。

Q6

社員が成長するための取組はいかがでしょうか?

社内制度を見直し、
社員の活躍の場を拡充させたい

時代と共に働き方は変わっています。当社では、従来からの慣習にとらわれず、ルールや社内制度の再構築に取り組んでいます。オフィス環境や勤務制度など、社員が働きやすい環境を整備することで、仕事の効率化を図っていきたいと考えています。そのためにも、「労働条件・処遇の向上」「就業環境の充実」「キャリアの支援(人財育成)」からなる3つの取り組みを社員に約束し、部門間連携の推進や、社員が成長していくための教育制度をより整備し続けています。また、カスタマーハラスメントに対する方針や、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン方針を策定するなど、社員が安心して働ける環境整備にも力を入れています。人財力・技術力を向上することにより、社員それぞれが成長して生産性を向上し、給与面でもリーディングカンパニーにしていけたらと考えています。

Q7

最後に、東急電鉄を目指す応募者の方にメッセージをお願いします。

公共交通を自分の手で支える
当事者意識を

鉄軌道事業の仕事で何よりも大切なことは、お客さまに安全にご利用いただくことです。そのためには社員一人ひとりが、「自分も公共交通を支えているんだ」という自覚と責任感を持つことが必要です。人任せではなく、「率先して自分がやる」、そういう当事者意識を持ってもらいたいと思います。また、公共交通は多くの人が関わり支えているので、人との関わりがとても大切です。一人だけでは大きな仕事はできませんが、多くの人が協力し合い、力を合わせることで達成できることが沢山あります。自分のみならず、みんなの力を合わせてワンチームで安全に鉄道を動かす、みんなでやり遂げる喜びを感じることができる。それが鉄軌道事業の仕事であり、醍醐味だと思っています。
東急電鉄という公共交通を支える仕事にやりがいを感じていただける若い方々と、ぜひご一緒できればと思います。皆さまのご応募を心よりお待ちしています。

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