
INTERVIEW
車両
車両工場
RAILWAY to
田邊 結花
2024年入社
神奈川県出身
車両の点検・保守を実施し、
トラブルを未然に防ぐ
入社後に配属された車両工場では点検業務を行っています。8年に一度、車両の主要部分を取り外して細部までを調べる「全般検査」。そして、4年に一度、もしくは走行距離が60万kmを超えた車両に対し、主要部分を据え置いたまま調べる「重要部検査」。この2つが主な点検業務です。
検査では、運転台、台車、車輪などの保守・点検を、さまざまな班にわかれて実施します。私が所属しているのは車輪を担当する班。車輪は電車の“足”であり、車輪関連の装置に不具合があると、場合によっては脱線などの大きな事故につながりかねません。
車輪の状態に細心の注意を払って点検に取り組み、車輪関連の装置を万全に整備することで、安全な運行を守っています。
整備の仕事をしていてやりがいを感じるのは、チームで一丸となって電車の安全を守り、なにかトラブルがあってもチームの全員で力を合わせて解決することです。安心・安全な運行の背景には多くの人の努力があると知ってからは、自分たちが点検を行った電車が走っているのを見ると感慨深いものがあります。

鉄道の安全を担う
整備士として
働いていきたいと思った
東急電鉄を知ったのは、大学が東急線沿線にあって毎日のように利用していたからです。父の影響から、専門知識を活かして安全を守る整備士にずっと憧れを持っていましたが、就職活動に取り組むなかで、ふと東急電鉄について調べました。そして鉄道整備士という仕事があると知り、電車の安全を守ることで人々の生活を支える仕事に興味を抱いたのです。
入社を決心したのは、育児との両立などがしやすく、女性が整備士として働きやすい会社であると確信できたからです。また、将来は本社勤務や運転士などの幅広いキャリアに挑戦できることにも魅力を感じました。
社員となって改めて思うのは、東急電鉄は福利厚生が充実しており、休暇も取りやすく、とても働きやすい会社ということ。お客さまと触れ合う機会を積極的につくっているのも私は嬉しいですね。車両工場の仕事はお客さまと接する機会がありませんが、年に1回開催する「東急電車まつり」では、電車についてお客さまに知っていただくための機会を設けています。そこで電車に興味を持っている多くのお客さまと接することができ、子どもたちに電車の魅力を楽しく知ってもらえたのが良い思い出となりました。

車両工場は基礎知識を学べる
絶好の場。
いずれは検車業務を
担当したい
入社した当初は、先輩たちが話す専門的な会話がまったく理解できず、まるで呪文を聞いているようでしたね(笑)。それが今では私も会話に入れるようになってきたので、着実に成長できていることを実感できます。
車両部門には配属・異動になった社員に対し、先輩社員がマンツーマンで指導してくれる「ブラザー制度」というものがあります。私も車両工場への配属後に先輩から手厚く指導していただき、工具の使い方から一つひとつ学びました。そのような指導のおかげで順調に業務を覚えることができ、初めてひとりで作業を担えるようになったときには本当に嬉しかったです。
私はまだ入社して間もなく、キャリアも浅いので、これから多くのことを学ぶ必要があります。今後は車輪以外の検査も担当して幅広い知識を獲得し、将来は運行の最前線で点検やトラブル対応を行う検車業務を担当したいです。
優しい先輩方が多いので、わからないことがあればすぐに相談できます。そうした恵まれた環境を活かし、未来に向けた努力を継続していきたいと思っています。
1日の流れONE DAY SCHEDULE
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09:00
始業・朝礼・ラジオ体操
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09:15
検査業務
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10:30
小休憩
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12:00
お昼休憩
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12:45
検査業務
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15:30
小休憩
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17:40
終業
休日の過ごし方OFFDAY
お寿司が大好きなので、休日にいろんなお店を食べ歩いています。おいしいお寿司を食べると仕事の疲れも吹き飛びます。他にも友人とスキューバダイビングの資格を取りに行ったり、ライブを観に行ったりしています。